MSC「海のエコラベルってなに? お魚の未来について、考えてみませんか?
焼き魚に煮つけ、フライ、寿司、さしみ、練り物。私たちは、毎日たくさんの水産物を食べています。
でも、今のペースで魚をとり続け、食べ続けていたら、子どもたちが大人になる頃には魚がへって、今までのように食べられなくなってしまうかもしれません。
ずっと魚がとれる海を守るために、私たちができることは何でしょう?
子どもたちも、小さな消費者の一人。ぜひ一緒に考えてみませんか?
MSC「海のエコラベル」って何?
世界の海にいる生き物の数は、1970年から半分にへってしまいました。
その理由の一つは、魚がふえる数よりもたくさんとりすぎているからです。
だから、魚がへってしまわないようにルールを決めてとることが大切です。
MSC「海のエコラベル」って?
MSC「海のエコラベル」は、海の生き物や環境を大切にして、ルールを守ってとられた魚につけられるマークです。
スーパーやコンビニ、レストランなどで、MSC「海のエコラベル」がついたお魚やちくわ、明太子、かんづめ、おにぎり、フィッシュバーガーなどが見つかります。
私たちがMSC「海のエコラべル」がついた魚をえらび、海を大切にしていけば、いつまでも魚をおいしく食べられるはずです。
海の生き物や環境にやさしい「MSC認証漁業」って何?
MSC認証(にんしょう)漁業(ぎょぎょう)とは、ずっと魚がとれる海であるように、3つのルールを守る漁業のことです。
ルール①:魚をとりすぎないようにする
魚が海にたくさんおり、いなくなる心配がないということ
ルール②:魚や生き物のすみかを守る
漁業がカモメなどの海鳥やウミガメ、絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ)※を一緒にとってしまったり、海の環境を傷つけたりしないこと
※絶滅危惧種……数が減りすぎて、地球からいなくなってしまうと心配されている生物のこと
ルール③:魚をとるための決まりをしっかり守る
漁業がこくさい的なルールや、国のルール、取り決めなどを守り、しっかり管理されていること
海を守る印、MSC「海のエコラベル」
MSC「海のエコラべル」は、海の生き物や環境にやさしいMSC認証漁業でとられた水産物に付けられます。みんながこのラベルのついた製品を選ぶことが、将来の世代へ水産物をのこしていくことにつながります。
MSCミニ絵本 ダウンロード
MSCジャパンのミニ絵本「海の魚を守るお話」をダウンロードすることができます。
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日本ユニセフ協会の「SDGs 副教材 私たちがつくる持続可能な世界~SDGsをナビにして~」でも、MSC「海のエコラベル」が紹介されています。
教員の皆様へ
全国の中学校などで配布される副教材はこちらよりダウンロードできます。