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伊藤忠商事にとって2例目となるカツオ・キハダマグロまき網漁業がMSC漁業認証の審査入り

伊藤忠商事株式会社が契約している漁船によるカツオ・キハダマグロまき網漁業が、MSC漁業認証の取得のための審査に入りました。昨年9月には別のカツオ・キハダマグロまき網漁業を対象にMSC漁業認証の審査に入っており、今回の審査は同社にとって2例目の審査入りとなります。今回の審査対象となるのは、中西部太平洋で操業するまき網漁船のうち、伊藤忠商事と契約する19隻の漁船によって漁獲されるカツオとキハダマグロです。

世界ではマグロ・カツオ類を対象とする漁業のMSC漁業認証取得が加速しており、MSC認証マグロ・カツオ類の総漁獲量は、2017年度には100万トン未満であったのに対し、2021年度にはほぼ200万トンという記録的な水準に達しました。2021年度のMSCラベル付きマグロ・カツオ類製品の販売量は過去最高の13万トンに達する見込みで、この背景には小売大手や水産大手企業が持続可能なマグロ・カツオ類に限定した調達を公約に掲げる動きがあります。
伊藤忠商事はかねてより、MSC認証水産物を扱うMSC CoC認証を取得しており、主要な水産物であるマグロ・カツオ類について認証製品取扱量の維持・拡大を推進してきました。

審査機関について

今回の審査は、独立した審査機関のSCS Global Services社により行われ、対象魚種に関しての資源の持続可能性、漁業が生態系に与える影響、漁業の管理システムが検討されます。審査に参加を希望するステークホルダーの方は、同社のEmma Fain氏([email protected])までお問合せください。