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西アイルランドのサバ漁業がMSCの本審査開始

Irish Pelagic Sustainability Association(IPSA)が管理する北東大西洋西部のサバ漁業が、海洋管理協議会(MSC)の持続可能でよく管理された漁業のための認証取得を目指して本審査に入りました。IPSAが擁する多機能漁船による年間漁獲量は約6,500トンです。審査を通過すれば、アイルランドのサバ漁獲割当量49,643トンのうち、アイルランド漁船団の多機能漁船部門分の13%にMSCロゴの表示を認められることになります。

このサバは、アイルランドが所有、管理する17隻の多機能漁船団により、一艘曳または二艘曳の遠洋トロール漁によって獲られます。漁場は、アイルランドからビスケー湾に至る北海および大西洋です。このサバは、大型のものがロシアと日本へ、中型および小型のものがロシア、日本、EU、エジプト、西アフリカへと、大半が冷凍して輸出されます。

IPSAのInterim Secretary、Gavin Power氏は「私たちが持続可能な漁業を行っていることをバイヤーに示すことがますます重要になってきていることから、業界で最も信頼性の高い認証取得に向け進むことを決めました。私たちが水産資源と漁業の未来をどれほど真剣に考えているかを、水産物のバイヤーや消費者に示す最良の方法がMSC認証なのです。」とコメントしています。

海洋管理協議会の最高責任者、ルパート・ハウズは、「IPSAのサバ漁業が本審査に前進したことを喜ばしく思います。独立機関によって認証取得した持続可能なサバに対する需要は世界中で伸びており、IPSAが本審査に入ったことで、審査プロセスのいずれかの段階にあるサバ漁業は7漁業となります。サバは重要な水産資源であることから、これだけの漁業が審査に入っていることは大きな意味を有していますし、環境、漁業者、そして消費者にとっても朗報です。IPSAの成功を祈るとともに、独立認証機関よりの審査報告ならびに最終決定に期待しています。」と述べています。

以上