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ノルウェー北東北極海のホンホッコクアカエビ漁業がMSC認証を取得

ノルウェー北東北極海のホンホッコクアカエビ漁業が、昨年11月にMSC認証を取得した同海でのタラとハドック漁に続き、3月8日にMSC認証を取得しました。これらすべての認証の申請者はノルウェー水産協議会です。

本漁業について

この漁業は、スヴァールバル諸島やバレンツ海付近までのノルウェーの海岸に沿って、沿岸操業用の漁船と大型船が、底引き網を使い年間を通じて操業し、年間20,000トンの水揚げがあります。他国もこのエビを獲っていますが、全体の漁獲量の30%を89の船で構成されるノルウェー船団が漁獲しています。ノルウェーのホンホッコクアカエビの主な市場はヨーロッパで、生鮮と冷凍の両方が、スウェーデン、イギリス、デンマーク、フィンランド、イタリアやフランスで販売されています。

ノルウェー水産協議会

ノルウェー水産協議会のエビ担当マーケティングマネージャーのオヴ・ヨハンセン氏は次のように話しています。「数十年にわたりノルウェーは持続可能な漁業管理において世界の先進国と認識されてきました。ノルウェーのエビが持続可能に漁獲されているとしてMSC認証を取得したことを嬉しく思います。MSC認証は、ノルウェーエビにとって重要なマーケティングツールであり、主要な市場との関係を強化するうえで役立ちます。」

MSCのコメント

MSCの副ヨーロッパ・ディレクターのカミエル・デリッヒは、次のようにコメントしています。「ノルウェー水産業界は、今回のバレンツ海エビ漁業のMSC認証によって、持続可能な漁業への努力を示し続けています。認証機関は、この漁業の審査プロセスを通して、ホンホッコクアカエビの資源量が豊富で、利用度は中から低であり、バレンツ海の他の生物種や生態系に与えるこの漁業の影響は限られていると判断しました。
この漁業の認証には、長期的な管理の改善を見込み、漁獲コントロール規定を含む3つの条件が付けられています。素晴らしい結果に、漁業者のみなさまにお祝いを申し上げます。MSCは、MSC認証ノルウェーエビをPRするため、ノルウェーやさらに多くのパートナーと協働することを楽しみにしています。

ヨーロッパ・シーフードショー

今年のブリュッセルでのヨーロッパ・シーフードショーでは、認証機関のDNVとMSCは、漁業者代表への認証授与を行う予定です。ノルウェーエビ漁への認証をお祝いするために、MSCのブースにぜひお越しください。