Jump to section
これらのガイドラインは、水産物の包装、レストランメニュー、鮮魚売場、および販促用素材などにMSCエコラベルを使用する際の規定を定めたものです。
以下はMSCエコラベルの使用申請に必要な書類です。製品につけるか、水産物につけるかで必要書類が異なります。ご質問がある方は、MSCジャパンまでお問い合わせください。
MSCエコラベルは6つの要素から構成されています。各要素を切り離して表示することはもちろん、いかなる変更を加えることもできません
すべてのMSCエコラベルの付いた製品には、製品の製造者を示すCoCコードが「MSC-C-xxxxx」というフォーマットで表示されなければなりません。読みやすければ位置は特に限定しません。
有効なライセンスの下で、製品がMSCによって正しく登録されていることを確認することは、CoC認証取得事業者の責任です。
MSCラベル付き製品には、必ずMSC主張文を含める必要があります。MSCの主張文は複数あるので、以下いずれかを選びご利用ください。
Version1 持続可能な漁業に関するMSC(海洋管理協議会)の国際基準を満たした水産物を選択いただき、ありがとうございます。将来の水産資源を共に守っていきましょう。www.msc.org/jp
Version2 この製品は、MSC(海洋管理協議会)の基準に則り認証された、持続可能で適切に管理された漁業で獲られた水産物です。www.msc.org/jp
Version3 この製品で使用されている[水産物の魚種を挿入]は、MSC(海洋管理協議会)の基準に則り第三者によって認証された、持続可能で適切に管理された漁業で獲られた水産物です。www.msc.org/jp
Version4 この製品は、持続可能な漁業に関するMSC(海洋管理協議会)の国際基準を満たした水産物です。www.msc.org/jp
Version5 MSC(海洋管理協議会)認証を取得した持続可能な漁業で獲られた水産物です。www.msc.org/jp
主張文は、製品または材料が販売されている国の言語で表示する必要があります。
MSCは、その他主張文や、法的要件、表示ガイドラインについて、一切責任を負いません。
MSC のエコラベルには横向きと縦向きの 2 つのフォーマットがあります。
消費者はMSC「海のエコラベル」を「青い魚ラベル」と認識しているため、統合性や信用、認識を保つため、決まった青色を使っていただくことが重要です。
MSCエコラベルは、青いバージョンと白黒バージョンの2つがありますが、基本的には青いバージョンをご利用いただくよう、お願いしております。しかし、パッケージが白黒、あるいは同じパントーンの青色の場合には、例外的に、濃淡のない白黒バージョンを使用することも可能です。但し、消費者の認識に影響が出る可能性もございます。
魚のチェックマークとエコラベル全体を囲む白い枠線は必ず表示されなければなりません。他の色を使うことはできません。
製品に使用する横向きエコラベルの最小サイズは高さ10mm、幅26.1mmです。縦向きエコラベルの最小サイズは幅14mm、高さ18.8mmです。
MSC エコラベルの縦横比の変更は、禁止されています。
MSC エコラベルやそのバリエーションの最大サイズについては、製品への表示でも製品以外への表示でも制限はありません。
最小サイズでのエコラベルの使用に際しては、エコラベルと周囲との間に以下の余白がなければなりません。
MSC より提供されたエコラベルのデータを必ずご使用ください。MSC エコラベルと MSC(海洋管理協議会)の名前を表示する際、以下のことが起こらないようにご注意ください。
MSC エコラベルをパッケージングに使用する際には、以下の要素が表示されていなければなりません。
Marine Stewardship Council(海洋管理協議会)の名称およびその略称である MSC を単独で使用することはできません。製品の包材に非認証の魚種や漁業の画像を使用してはなりません。製品名を非認証の魚種と関連付けてはなりません。
MSC label: MSC「海のエコラベル」Chain of custody code: CoC コードMSC Claim: MSC 主張文
MSC 認証の水産物を使用する料理としてエコラベル表示するには、使用する水産物の少なくとも95%が MSC 認証のものでなければなりません。メニューを作る際に、次の 4 つのオプションを出発点として提供します。
MSC 認証の料理名の横に MSC の楕円形マークを表示し、標準版エコラベルをメニューに別途表示してください。レストランまたはケータリング事業者の CoC コード、および「このマークのついた水産物は MSC(海洋管理協議会)認証を取得した持続可能な漁業で獲られたものです。www.msc.org/jp」という主張文を、メニューに表示するにあたっては、場所は特に限定しません。
MSC 認証であることを示すために、料理名の横に MSC の略称を使用し、標準版エコラベルをメニューに別途表示する。レストランまたはケータリング事業者の CoC コード、および「このマークのついた水産物は MSC(海洋管理協議会)認証を取得した持続可能な漁業で獲られたものです。www.msc.org/jp」という主張文を、メニューに表示するにあたっては、場所は特に限定しません。
MSC 認証の料理名の横に、MSC の楕円形 マークを表示する。レストランまたはケータリング事業者の CoC コード、および「このマークのついた水産物は MSC(海洋管理協議会)認証を取得した持続可能な漁業で獲られたものです。www.msc.org/jp」という主張文を、メニューに表示するにあたっては、場所は特に限定しません。オプション 3 の場合、白黒の楕円形マーク、あるいは白黒を反転させた楕円形マークを使用してもかまいません。
楕円形マークを使用せずに MSC 認証魚種が使われていると説明する場合には、メニューに標準版 エコラベルを表示し、MSC 認証魚種がどれであるかを明記した主張文を使用しなければなりません。レストランまたはケータリング事業者の CoC コード、および「このマークのついた水産物はMSC(海洋管理協議会)認証を取得した持続可能な漁業で獲られたものです。www.msc.org/jp 」という主張文を、それぞれメニューに表示する場合、場所は特に限定しません。
鮮魚売場で MSC 認証水産物として販売するためには、それぞれの値札に MSC エコラベル、MSC主張文、取得している CoC コードの情報が表示されていなければなりません。
必要な MSC の要素はシールもしくはクリップを使用して、値札に付けてもかまいません。
余白が足りない場合には、値札に MSC エコラベルだけを表示し、別途鮮魚売場に MSC エコラベル、MSC主張文、取得している CoC コードすべてを表示するポスターやディスプレーによる表示を行ってもかまいません。
タグやバンド等を使ってMSC認証の製品であることを表示したい場合には、特定のルールに従っていただかなければなりません。
小売業者は、MSC CoC認証を取得しなくとも、消費者向け製品として、タグが付けられた水産物を販売することができます。
水産製品が以下に該当する場合のみ、エコラベルを使用することができます。
漁船も認証の一部として扱われるため、漁船の画像を使用する際には、認証水産物を獲っている様子が正しく伝わる写真をご使用ください。
以下のイラストで表示例を示しています。
例1: MSC認証製品と非認証製品を販売する場合、両方に言及する素材を公開する場合には、MSC エコラベルとともに補助的な文言を使用し、どの製品がMSC認証水産物であるかを、消費者に対して明確にしなければなりません。
例2:宣伝用の素材がMSC認証製品のみについて言及している場合、もしくは販売するすべての水産物にMSCエコラベルが付いている場合には、補助的な文言を付けずにMSCエコラベルを宣伝用に使用することができます。ただし、CoCコード(がある場合には)は表示しなければなりません。
価格表およびカタログには、リストで表示するためにデザインされた MSC 規定のエコラベル、もしくは楕円形マークを使用することができます。
MSC 認証製品の横に、MSC エコラベル、もしくは 楕円形マークを表示してください。マークの説明のため、標準版 MSC エコラベルと共に「このマークのついた水産物は MSC(海洋管理協議会)認証を取得した持続可能な漁業で獲られたものです。 www.msc.org/jp」という主張文を付け、CoC認証を取得しているのであれば、CoC コードを表示してください。
特定の製品に言及せず、CoC 認証を取得していることを宣伝する場合には MSC エコラベルと共に補助的な文言と、CoC コードを表示しなければなりません。
「私たちは MSC 認証を取得しています。青い MSC ラベルを探してみてください。」
スペースに限りがあるといった理由の場合には、意味が変わらない範囲であれば多少の変更は認められます。
補助的な文言と共に MSC エコラベルを使用する場合、文言とエコラベルは並べて表示し、明確に関連付けられていなければなりません。
事前に MSC の承認を得れば、独自の文言を作って MSC エコラベルに添えることができます。
Globescanによる独立した調査によると、消費者の行動を変えるためにはラベルを表示し、しっかりコミュニケーションを図ることが重要であることが分かります。これら両方を行うことで、消費者からの信頼を得ることができます。その支援の一環として、MSC では様々なコンテンツ、素材を提供しています。詳細はマルチメディア・ライブラリーをご覧ください。
製品に表示されるのは、MSCエコラベル表示包装を施す時点で製品を所有している企業の CoCコードです。
製品を所有している企業は、有効なライセンスの下、製品が MSC のライセンシング・チームに正しく登録されていることを確認しなければなりません。
シナリオ1: 加工業者または小売業者の自社ブランドの製品が、加工業者の手により MSC エコラベルの付いた包装を施され、小売業者に販売される場合 =包装に表示される CoC コード:加工業者のCoCコード
シナリオ 2: 加工業者がMSCエコラベル表示していない水産物を小売業者に販売し、小売業者が鮮魚売場でエコラベルを付ける、または店内で加工する場合=包装に表示される CoCコード:小売業者のCoCコード
シナリオ 3: 加工業者が MSCエコラベルを表示していない水産物をレストランに販売し、レストランがメニューにエコラベルを表示する場合 =メニューに表示される CoC コード:レストランの CoCコード
シナリオ 4: ケータリング業者が商用利用されるクライアントの食堂を運営し、クライアントの承認を得て、メニューにエコラベル表示する場合=メニューに表示される CoC コード:ケータリング業者の CoC コード
MSC エコラベル表示包装を施す時点で、水産物を所有している法人がライセンシー、ライセンスを許諾されている法人です。
注:加工業者がライセンシーとなることを希望しない場合、ブランドオーナーは MSC のライセンシング・チームにライセンシーになるための申請をしなければなりません。
シナリオ 1: 加工業者もしくは小売業者の自社ブランドの製品を、加工業者が MSC エコラベルの付いた包装形態にし、小売業者に販売する場合=ライセンシーは加工業者
シナリオ 2: 請負加工業者が加工業者の依頼で製品を、MSC エコラベルの付いた包装形態にする場合=ライセンシーは加工業者
シナリオ 3: 加工業者がブランドオーナーの自社ブランドの製品を、MSC エコラベルの付いた包装形態にし、ブランドオーナーに販売する場合=ライセンシーは加工業者
シナリオ 4: 加工業者が MSC エコラベルを表示していない認証水産物を小売業者に販売し、小売業者が鮮魚売場でエコラベルを表示、もしくは店内で加工する場合=ライセンシーは小売業者
シナリオ 5: 加工業者が、MSC エコラベルを表示していない認証水産物をレストランに販売し、レストランが、メニューにエコラベルを表示する場合=ライセンシーはレストラン
シナリオ 6: ケータリング業者が、商用利用されるクライアントの食堂を運営し、クライアントの承認を得て、メニューにエコラベルを表示する場合=ライセンシーはケータリング業者
MSC エコラベルを表示した製品については、非認証水産物の使用が水産物原料のうち 5%まで認められています。
次の数式を使って、製品に占める非認証水産物原料の割合を計算することができます。
非認証水産物の正味重量* ÷ 完成製品に占める MSC 認証水産物と非認証水産物の総重量*
*水と塩分を除く
✗ 製品にMSCエコラベルは使用できません。
✗ パッケージの前面に MSC に言及する文言を一切使用してはなりません。
✓代わりに、実際に原料として使われている認証水産物に言及するMSC主張文のバージョン3を、パッケージ後面に使用してください。
✓ MSC主張文の横には、CoCコードを必ず表示してください。
✓ 原料表示欄には、どの原料が認証水産物であるかを明記しなくてはなりません。例:MSC 認証アラスカ・サーモン/アラスカ・サーモン(MSC 認証)
消費者向け製品についてはロイヤリティが発生します。
Share This
'{{item.Image.Title}}', {{item.Image.Artist}}, {{item.Image.Description}}