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カリフォルニア大学バークレー校、アメリカの公立大学として初めてMSCのCOC認証を取得

カリフォルニア大学バークレー校は、アメリカの公立大学として初めてMSCのCOC認証を取得したことを発表しました。これにより、アメリカの高等教育機関における持続可能性への取り組み基準は大きく引き上げられることになります。COC認証を取得したバークレー校のダイニング事業部であるキャル・ダイニングでは、今後、学生や教職員、来訪者にMSC認証のシーフードを提供することができるようになります。

バークレー校のハウジング・ダイニング業務のダイニング部門の部長、ショーン・ラピーン氏は、「バークレー校と、Residential and Student Service Program(RSSP:学生住居等サービスプログラム)は、環境に配慮した持続可能な取り組みを行ってきました。その一環としてキャル・ダイニングは大学におけるダイニング・サービスを主導してきましたが、またも画期的な成果を挙げることとなりました。5年前、アメリカの大学として初のオーガニック認証を取得したことに続いて、今回MSCの認証を取得することができたことをお知らせいたします」と述べました。

 認証に向けてのプロセスは、ラピーン氏とキャル・ダイニングの副部長であるチャック・デイビス氏および持続可能性マネージャーのイダ・シェン氏によって進められました。

 MSC認証プロセスでは、独立した認証機関が審査を行うと共に、前線で働く職員の方々の研修を行い、商品の仕入れから、加工、出荷、そしてエンドユーザーにわたるまでのサプライチェーンにおいてMSC認証と非認証のシーフードが混ざらないようにするシステムが機能していることを確認した上で、認証されます。

ラピーン氏は「可能な限り、キャル・ダイニングはMSC認証を受けたサプライヤーと連携し、MSC認証シーフードをお客様に提供して参ります。仕入れた認証シーフードにはラベルを貼り、非認証のものと分けて貯蔵し、認証シーフードのメニュ―にのみエコラベルを使用します」と述べました。

キャル・ダイニングは、ハウジングを含む各種サービスを学生に提供するバークレー校の独立事業の一環として15の施設を運営しており、年間約2万9千人ほどの人々が利用しています。

ラピーン氏は、「キャル・ダイニングでは今後長期にわたり、MSC及びMSC認証を受けたサプライヤーと連携し、学生をはじめとする大学コミュニティーに持続可能なシーフードを提供して参りたいと思います」と述べました。

MSC北米地域ディレクターのケリー・コグリンは「バークレー校は昔から持続可能性におけるリーダーシップを発揮してきました。キャル・ダイニングのMSC認証シーフードへの取り組みを歓迎します」と述べた上、「MSCの国際規格は持続可能な漁業を推奨するものであり、バークレー校のような著名な大学の参画は他の大学やカレッジにも世界の海洋環境の保全に向けた取り組みを促すことになるものと期待しています」と述べました。