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サプライチェーンのコスト削減およびエコラベル使用促進に向けたMSCロイヤリティ料金の改訂

海洋管理協議会(MSC)は、2013年4月1日よりエコラベル使用料金システムを改訂いたします。この改訂システムにおいては、現在の単一の定率に代わって段階的な販売ロイヤリティを導入し、現在の多数のライセンシーの方々にとって、MSC認証製品およびMSCラベル付き製品の販売に伴うラベル使用料が低減されることになります。また、小規模の事業につきましても、これまでの認証製品およびMSCラベル付き製品の売上高に基づくラベル使用料が撤廃され、料金が定額化されることになり、これまでよりも有益なシステムとなります。

今回の改訂は、大企業と小規模事業の両方のニーズに応え、更にMSCの消費者向けエコラベルの使用を促進し奨励するために行われるものです。新しい料金システムは、ロイヤリティの総収入の75%を生み出している企業にとってこれまでのシステムよりメリットがあるものとなります。

MSCの最高責任者ルパート・ハウズは、「MSCは関係者からの声に常に耳を傾けています。今回の料金システムの改訂は、パートナーおよび支援者の方々との様々な協議を経て行われるものです。この新しいシステムによってMSCプログラムへ参加するためのコストは低減され、健全で生産的な海を目指す私たちのビジョンを共有してくださる企業の方々の価値を更に高めることができます。世界のマーケットにおいて、信頼できる、第三者認証による、完全に追跡可能な持続可能な水産物を求める声が高まり続けている世界のマーケットにおいて、今回の改訂によってMSCのエコラベルがより一層活用されるようになることを願います。」とコメントしています。

MSCプログラムの厳密さを維持しつつ、可能なコスト削減と簡略化を行ない、MSCのすべてのパートナーの方々の価値命題を増進させることは、MSCの「新5ヵ年全体計画:2012年~2017年」の中に盛り込まれている核となる目標のひとつです。

MSCエコラベル使用料金の主な改訂事項

MSCの会計年度の開始日となる2013年4月1日より、ロイヤリティは以下の通り改訂されます。

  • 0.5%のロイヤリティは、MSCラベル付き製品の売上の増加に伴い減少します。この段階的システムでは、新しい製品の追加がロイヤルティの率の低下につながります。これは非常に多くの商品を供給する企業がさらに製品を増やしていきやすいように策定されたものです。
  • 鮮魚店やレストランなどの個人経営の店舗で、MSCラベル付き製品の卸売価格での年間取引額が125,000ポンド(200,000米ドル)未満の場合、売上高のパーセンテージに基づくものではなく、定額で年間156ポンド(250米ドル)をお支払いただきます。小規模事業はボリュームに応じたライセンス料をお支払いいただく必要はありません。この年間料金の定額化によって、あらかじめコストを把握することができ、不確実性を低減させ、売上の記録や報告といった運営上の負担も最小限に抑えることができるため、個人経営のレストランや鮮魚店などの小規模事業も、MSCプログラムへの参加がより容易になります。また、エコラベルの使用の促進にもつながります。

取引数量の大きいライセンシーに向けた段階的ロイヤリティおよび小規模事業に向けた定額料金は世界のすべての市場において適用されます。

この件に関するお問い合わせ先: [email protected]