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スコシアン大陸棚のエビ漁業がMSCの本審査へ

ノースサイド・プロセシング・リミテッド(Northsyde Processing Limited)、プロデュイ・ベル・ベ(Produits Belle Baie Ltée)、そしてアイランド・フィッシャーマン・コーポラティブ・アソシエーション (Island Fishermen Cooperative Association)による、スコシアン大陸棚で操業されるエビ漁業が、独立した第三者認証機関によるMSC認証の本審査に入りました。これらの3つの会社による漁業はMSCの持続可能な漁業の規格に沿って審査され、認証後その製品には、持続可能で適切に管理された漁業によるものとして、MSCのエコラベルを付けることができます。

審査に入った漁業は、オッタートロール船、及びその他の漁具(トラップ)を用い、エビ(pandalus borealis) をノヴァスコシア沖の大西洋岸、エビ漁区(SFA-Shrimp Fishing Areas)13-15で獲るものです。これら2つのエビ漁業は、2008年のSFA13-15におけるトロール漁業に対するMSC認証取得に続き、本審査に入りました。SFA13-15でのトラップ漁業は、MSC認証において新しく認証単位とされたものです。スコシアン大陸棚のエビ漁業は、カナダ海洋漁業省(Canada’s Department of Fisheries and Oceans ‐DFO)により管理されています。近年のこの区域のエビ漁業に対する総漁獲可能量は平均5,000トンで、操業は通年ですが4月から10月までが盛漁期です。

 ルイスバーグ・シーフード社(Louisbourg Seafoods Limited)の一部門であるノースサイド・プロセシング・リミテッドの社長、ジム・ケネディー氏(Jim Kennedy)は、次のように述べています。「我々のエビがMSC認証を取得することにより、責任を持って市場での需要を満たし、ノヴァスコシアのエビの主要マーケットである英国と欧州で、我々の存在をさらに強固にしてゆくのを心待ちにしています」

プロデュイ・ベル・ベとアイランド・フィッシャーマン・コーポラティブ・アソシエーションは、2008年にMSC認証を取得した近隣地でのエビ漁業にも携わっています。プロデュイ・ベル・ベのフェルナンド・ブリドー氏(Fernand Brideau)は「MSC認証は、我々のエビが持続可能で適切に管理された漁業によると市場に示すものであり、高タンパクで、オメガ3脂肪酸その他のミネラルが豊富で健康に良い、最高品質の製品としてこのエビを市場に紹介している我々にとっては、またとない栄誉ともなるでしょう」と述べています。

フィッシャーマン・コーポラティブ・アソシエーションを代表し、セルジュ・アッシェ氏(Serge Haché)は次のように述べています。「ノヴァスコシアの漁業が本審査に入ったのを嬉しく思っており、この漁業が認証され、我々が供給する認証水産物が増えることを楽しみにしています。」

MSCアメリカの地域ディレクターである、ケリー・コーフリンは次のように述べています。「ノースサイド・プロセシング・リミテッドが本審査に入ったこと、またプロデュイ・ベル・ベとアイランド・フィッシャーマン・コーポラティブ・アソシエーションがMSCのプログラムへの関与をさらに拡大したことを、嬉しく思っています。この冷水エビ漁業がMSCの独立した第三者認証機関によるMSC認証の本審査に入ることにより、これらの企業は持続可能で適切に管理された漁業への取組み姿勢を示すこととなります。認証取得は、市場に好影響を与えることでしょう」

審査は独立した第三者認証機関である、サイエンティフィック・サーティフィケーション・システムによって行われます。この審査についての情報提供などご関心のある方は、以下にご連絡いただけます。

Adrienne Vincent at [email protected].

審査には約12カ月から18カ月の期間が見込まれています。

以上

*団体名などの表記はご参考としてのものです