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デンマーク・北海のソール漁業、MSC認証取得

デンマークの北海ソール漁船の95%が、MSCの持続可能で適切に管理された漁業に対する環境規準に対して、持続可能だとして、MSC認証を取得しました。デンマーク漁業生産者団体(DFPO)のメンバーの先導によって行われたこの審査は、2012年までにすべてのデンマーク漁業がMSC認証を取得するという意欲的な計画の一部です。DFPOは既に、北海シロイトダラとプレイス漁業、東部バルト海のタラ漁業でMSC認証を取得しています。また、北海ヘイクとハドック漁業は現在本審査中です。現在、DFPOの72%の漁業が、MSC認証を取得しています。

この漁業について

DFPOに登録している漁船は、年間を通じて中東部北海で操業しており、この海域は、ソール(Solea solea)が集中している場所の一つです。この漁業は2種類の違った漁具を使用し-低層トロールと定置網-年間約500トンのソールを漁獲しています。この漁業は、EUのメンバー国により総漁獲可能量(TAC)により管理されています。海上と水揚げ時に、オランダ漁業取締会により、査察を受けます。

継続的な改善

この漁業は、認証有効期間の5年間を通して、ソールの資源量が継続的に回復していること、またそのための方策が年次監査によって確認できるよう、改善を続けていきます。この漁業は、関係者と協力し、より低い目標基準にまで漁獲率を下げ、されに海底への影響に関する情報の提供をします。

この認証取得の意味

DFPOの議長であるカート・マドッセン氏は、次のように話しています。「今回のMSC認証は、ヨーロッパ中の消費者が、持続可能な水産物の将来に貢献するために、私たちのソールを選択することができるようになったということです。これは素晴らしいことです。」

MSCからのお祝い

MSCバルト海地域マネージャーの、ミナ・エップスは、この認証の取得を祝福して、次のようにコメントしています。「DFPOは、今年中にすべての漁業がMSC制度に参加するという彼らの公約と、このような透明性の高い厳格な審査に彼らの操業を公開したことは、称賛に値します。私たちは、他の国も彼らに追随することを望んでいます。」

市場

オランダのソールは、生鮮、チルド、冷凍で、ヨーロッパ中に販売されていますが、多くは、オランダ、ドイツ、スイス、スペインとイタリアで消費されます。