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ノルウェーのエビ漁業、ブリュッセルにて認証取得を祝う

本日、MSCとノルウェー水産物審議会(NSC: Norwegian Seafood Council)は、ブリュッセルにて、共同で、ノルウェーの北東北極海における冷水性エビ漁業のMSC認証取得を祝いました。MSCのブースにおいて、認証機関であるDNVがNSCのエビとノルウェー水産物会社担当マーケティングマネージャーであるオーヴ・ヨハンセン氏に認証書を手渡しました。

 ノルウェーのエビ漁業は、ノルウェーの海岸、スヴァールバル付近までとバレンツ海において、小型近海船と、より大型の大洋船とにより一年中行われており、年間訳20,000トンの漁獲があります。エビ資源は、他国とも分け合いますが、89隻あるノルウェーの漁船による水揚げが総漁獲量の90%を占めます。ヨーロッパがその主要な市場で、生鮮エビと冷凍エビの両方が、スウェーデン、イギリス、デンマーク、フィンランド、イタリアとフランスで販売されています。

ノルウェーのエビ漁業は、MSCの持続可能な漁業のための基準に対する審査を欧州シーフードエキスポの直前に無事終了しました。認証機関であるDNVは、バレンツ海における冷水性エビの資源状態は非常によく、漁獲水準は適度から低度、またこの漁業がバレンツ海の他の種や生態系に与える影響は限られている、と結論付けました。この漁業は、認証に際して、3つの条件が付けられましたが、その一つは、バレンツ海でのエビ漁業に対する漁獲制限ルールの適用です。

世界クラスであるノルウェーの漁業管理

MSCの副ヨーロッパディレクターのカミエル・デリッヒは、開催したプレスイベントにおいて、次のようにコメントしました。「ノルウェーの漁業管理は、世界クラスであり、主要商業漁業によるMSC認証の取得がこれを示しています。現在、ノルウェーの天然魚輸出高の75%以上がMSC認証を取得しています。 これら漁業の素晴らしい結果をお祝するとともに、これからもノルウェーのパートナーと持続可能な水産物の価値の向上に向け協力できることを楽しみにしています。」