DFPO（デンマーク漁業生産グループ）の北海プレイス漁業が、持続可能で適切に管理された漁業のためのMSC環境規準に則した認証を本日取得しました。デンマークにおけるプレイス漁獲枠のおよそ3割にあたる約2500トンを原料とする製品に、MSCの青いエコラベルの表示が可能になります。消費者は、認証された持続可能な漁業で獲られたデンマークプレイスの購入という有益な選択が可能になります。
DFPOデンマーク北海プレイス漁業について
今回認証を取得したプレイス漁業は、300隻近い漁船で構成されており、機船底引網と定置網を使用します。本漁業は、当初3種類の漁法についてMSC認証審査に入りましたが、そのトロール部門については、関係者からの異議により、独立裁定人による審議中です。
デンマーク、スウェーデン、ドイツ北部ではプレイスはよく食卓にのぼる魚で、漁獲のほとんどがまるのまま冷蔵され北部ヨーロッパ市場へ、あるいは冷凍フィレとしてヨーロッパ中に輸出されます。
魚への誇り、認証への誇り
「デンマークでは、他のヨーロッパの国々と同様、プレイス漁業はどの子どもでも知っている漁業の一つです。プレイスは何百年もの間私たちの食卓にのぼっている魚ですし、将来においてもそうであるように、私たちができるすべてのことをやっていきます。」とDFPOの社長であるカート・マッドセン氏は話します。「デンマークの北海における漁業にとってプレイス漁は、遠い昔より大切な生業でしたし、それは現在でも船のサイズに関わらず大多数の船にとって同じです。そういった意味でも持続可能な漁業に与えられるMSC認証を取得したことは、長いプレイス漁業の歴史（そして、プレイスを食べる歴史）の中での大きな一歩と言えるのです。また、この漁業の環境への影響を消費者に明確に示すことは、私たちにとって新たな試みでもあるのです。我々は自分たちの魚を誇りに思っていますし、今回表示が可能となったMSCラベルもまた私たちの誇りです」。
根強い需要
MSCバルト諸国マネージャーであるミナ・エップスは、次のようにコメントしています。「北海で獲れる、高品質で持続可能なプレイスは絶大な人気があります。ですから、DFPOの北海プレイス漁業がMSC認証を取得したこと、また漁業が高い需要に答え、同時に将来への保証を手に入れたことを大変喜ばしく思います。」。