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DNA検査結果でMSCのCoC認証の整合性を確認

最新のDNA検査の結果、MSCの青いエコラベルを表示した製品のほぼ100%が、MSC認証を取得した持続可能な漁業によって獲られたものであることが再確認されました。検査対象の320製品のうち、誤って表示されているものはわずか3点でした。消費者は安心して持続可能な水産物を購入することができます。

MSCエコラベルを表示して販売されるためには、サプライチェーン内のすべての企業がMSCのCoC規準に則って詳細なトレーサビリティー審査をクリアしていなければなりません。

独立機関による、無作為に選んだMSCラベル表示製品のDNA検査は、MSC CoCプログラムの効果をモニタリングするための重要な戦略の一部です。

信頼性と価値の向上

「これはMSCにとって重要な検査です。この検査により、MSCラベルのついた水産品について消費者およびMSCステークホルダーの信頼が一層高まることになるのです」と、MSCのプロダクト・インテグリティ・マネージャー、アリソン・ロエルはDNA検査についてコメントしました。

また、「 DNA解析は、MSCパートナーからの投資を守るツールのひとつです。CoCプログラムのモニタリングを一層強化するために検査の範囲を今後更に拡大していく予定です。MSCでは、誤表示が発覚した場合、サプライチェーンの認証機関にその旨を通知し、詳細な調査を委託しています。」ともしています。

DNA検査の範囲を拡大して、精度をより高めるために、今回はハドック、マグロ、およびオヒョウなど検査対象の魚種を増やしました。また、より小規模のコントロール・グループとして、非認証製品も数種類検査をしたところ、5%の不適正表示が発覚しました。

追跡可能性についての調査

最新の結果により発覚したMSCラベルの不適性表示は全体の1%未満でした。これについては現在、書類によるサプライチェーンの追跡調査を行っています。不適正表示があった旨を担当の認証機関およびブランド所有企業に通知し、非認証製品との置換えが行われた証拠が発覚した場合、認証は停止されます。

今回の検査サンプルは、世界15カ国の料飲店、スーパーの水産品売り場、加工工場など、多岐にわたる業界から採取されました。