Skip to main content

MSCの最新ニュースをご紹介するプレスリリースです。

MSCジャパンのプレスリリースをメールで受け取りたい方は、 こちらの登録フォームよりお手続きください。

アルゼンチンのホキ漁業がMSC認証取得

アルゼンチンの底引き網によるホキ漁業(Macruronus magellanicus)が、MSC認証を取得しました。アルゼンチンの排他的経済水域とその周辺、南緯にして39度~56度で行われているこの漁業は、MSCの持続可能で適切に管理された漁業のための基準に対する独立の審査を経て、認証されました。この漁業からの製品には、MSCの青いエコラベルの添付が可能になります。アルゼンチンにおいてMSC認証を取得した3つ目の漁業です。

漁業について

この漁業のクライアントグループは、Estremar S.A社、Pespasa/Pesantar S.A社、 San Arawa S.A社、 Yuken S.A社と、Valastroグループの3社、Atunera Argentina S.A社、 Pesquera Ceres S.A社、 Pesquera Geminis S.A. A社から成ります。この認証には、合計11隻の船が含まれ、2011年の漁獲は、70,000トンでした。

操業は通年で、漁業を監督する管理主体は、農業・家畜・漁業省と連邦漁業協議会(Federal Fishery Council)です。この漁業からの主な製品は、内蔵処理済みのヘッドレス加工、冷凍フィレ、ブロックとすり身です。主要な市場は、日本、フランス、ドイツ、中国、そして東ヨーロッパです。

漁業からのコメント

Pespasa/Pesantar社長のダニエル・リヴェラ氏は、次のように話しています。「アルゼンチンの責任ある漁業管理に参加していることを誇りに思っています。そして、他のアルゼンチン漁業が、生態的、持続可能性の観点から毎年漁獲可能量を設定している政府機関のベストプラクティスに基づき、同じように認知を受けることを切に願っています。」

MSCのコメント

MSCアメリカ地域ディレクターのケリ-・コフリンは次のようにコメントしています。「ホキは、世界の白身市場において大変重要な魚種で、アルゼンチンの漁業がMSC基準に対する審査を無事完了し、認証取得漁業の仲間入りをしたことは、素晴らしいことです。このホキ漁業は、アルゼンチンにおいて、ホタテとカタクチイワシ漁業に次いでMSC認証を取得した3番目の漁業です。これらの漁業の責任ある行動とアルゼンチンの漁業管理は、世界中の地域の海における環境的に持続可能な漁獲の可能性の素晴らしい事例となります。」