海洋管理協議会（MSC）日本事務所は、WWFジャパンおよび水産養殖管理協議会（ASC）ジャパンと共催で、2017年10月17日（火）から10月28日（土）までの間、サステナブル・シーフード・ウィーク2017を開催いたします。
これは、過剰漁獲による水産資源の枯渇や、養殖による海洋環境への影響が世界的に懸念されるなか、水産資源の利用を持続可能なものへ転換することで、生命溢れる豊かな海を将来の世代へ引き継ぐことができるということを、社会に呼びかけるためのキャンペーンです。持続可能な漁業で獲られた天然水産物の証であるMSC認証、ならびに責任ある養殖業で育てられた養殖水産物の証であるASC認証の、2つの国際的な認証と水産ラベルについて、広く一般に啓発・促進することを目的としています。
2014年から始まったこの年次キャンペーンは、年々その規模を拡大し、今年で4年目となります。昨年までは環境月間の6月に開催されていましたが、今年からは、日本の水産市場がより充実し消費者の関心も高まりやすい秋に実施することになりました。また、主催者については9月より日本にオフィスを置いたASCを加え、今年からMSC、WWF、ASCの三者による共同開催となります。
イベントの開催地域も広がります。前年までは首都圏のみでの実施でしたが、今年はキャンペーン初日の東京でのイベントの他、大阪（22日）と岡山（28日）の2か所でもサステナブル・シーフードを使用した料理教室を行います（参考資料参照）。さらに、キャンペーンへの参加企業数も昨年の26を上回って増加する見込みです。
2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、水産業界内でMSC・ASC認証への関心が著しく高まるなかで、一般消費者のさらなる認知向上をはかるため、吉本興業株式会社の特別協力も得ています。10月17日のキャンペーン初日のスペシャルイベントには、ココリコの田中直樹さん、家事えもんとして知られる松橋周太呂さんの2名が登壇し、サステナブル・シーフードについてのトークやMSC・ASC認証水産品を使用した調理デモをしていただき、多くの方に楽しみながら「サステナブル・シーフード」について理解を深めていただくための企画も予定しています。
MSCのコメント
MSC日本事務所プログラム・ディレクターの石井幸造は次のように述べています。「今年で4年目になるこのキャンペーンですが、年を追うごとに、ご協賛・賛同いただける企業・団体が増えています。こうした企業・団体のお力も借りながら、このキャンペーンを通じて、より多くの皆様にサステナブル・シーフードを選ぶことの重要性を知っていただけるよう取り組んでまいります。」
【参考資料】
サステナブル・シーフード・ウィーク 2017
実施主体：サステナブル・シーフード・ウィーク実行委員会（MSC日本事務所、WWFジャパン、ASCジャパン）
オフィシャルサイト http://sseafood.net/
メインイベント
「サステナブル・シーフード・ウィーク2017 スペシャルイベント」
日時：2017年10月17日（火）
12:00～13：00 （受付開始 11:00～）
場所：ABC丸の内グラウンド（ABCクッキングスタジオ本社内）
東京都千代田区丸の内3-1-1 国際ビルヂングB2F
概要：吉本興業の協力により、所属の芸人ココリコの田中直樹さん、家事えもんとして知られる松橋周太呂さんを招聘し、サステナブル・シーフードについてトークセッションを通じてわかりやすく伝え、また、サステナブル・シーフードを活用したデモクッキングや試食を行う。
サテライトイベント（２か所）
① 大阪会場
「海のこと、お魚のこと親子で学ぼう！～海の幸の休日ランチ♪～」
日時：2017年10月22日（日）10：30～13：30、14：00～16：30
場所：大阪ガス ハグミュージアム
概要：サステナブル・シーフードを利用した料理教室
② 岡山会場
「楽しく学んでおいしく食べよう エコ・クッキング」
日時：2017年10月28日（土） 10：30～13：30
場所：岡山市南ふれあいセンター
概要：サステナブル・シーフードを利用した料理教室