イギリス、ブリドリントンに近い、The North East Sea Fisheries Committee（NESFC） [1]によるヨーロピアンシーバス（Dicentrarchus labrax）[2]漁業が、海洋管理協議会の 持続可能でよく管理された漁業のためのエコラベルを取得した。認証は、認証機関の Moody Marineによる、包括的で独立した審査に基づくものである。この漁業による漁獲 物と水産製品には今後、海洋管理協議会の（MSCの）持続可能でよく管理された漁業のた めのエコラベルの表示が可能となる。
NESFCのヨーロピアンシーバス漁業は、船舶を用いない希少な漁業である。6ヶ月という 短い漁期で、軽量の漁網を潮間帯に仕掛け、干満に従って1日2回の漁獲を行なう。年間 およそ7トンのヨーロピアンシーバスを捕獲する漁師たちは、混獲を最小限に食い止める ため、自主的に漁網を改良（海洋哺乳類を寄せ付けないためのピンガーなど）し、漁法に ついても改善を行なってきた。
NESFCのDavid McCandless氏談：「ごく小さい、極めて選り抜きの地域漁業として、こ れはまさに素晴らしい成果です。漁師による努力と献身、およびYorkshire Forward [3] による支援には、深く感謝の意を表します」。
漁師のFrank Powell氏談：「私たちを適切に評価してくれたと思います。小規模のよく 統制された持続可能な漁業が、最高級のヨーロピアンシーバスを獲っているのです。MSC 認証を取得したことを誇りに思います」。
Yorkshire Forwardのハンバー地域責任者、Sarah Pearson氏は、「これは大きな栄誉で あり、また彼らの業績に極めてふさわしいものです。ヨークシャーとハンバーの主要産業 に革新的で持続可能な成長をもたらそうという意志を、明確に実証するものです。」と付 け加えた。
海洋管理協議会の最高責任者、Rupert Howes談：「NESFCのヨーロピアンシーバス漁業の 認証取得に喜んでおります。たいへん美しい地方で行なわれる特殊な漁業で、漁師たちは 大変な熱意を持ってMSC認証取得を目指してきました。MSCエコラベルは今後、彼らに大 きな利益をもたらすものと思います」。
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編集の方への注釈
詳細は、海洋管理協議会, [email protected] 宛に、または+44 (0)207 811 3300 にお問い合わせください。
[1] NESFC：The North Eastern Sea Fisheries Committeeは、1890年7月9日に発せら れた後、状況の変化に応じてたびたび修正されてきた法令により設立されたもので、地域 内の11の沿岸自治体の代表に加え、環境食糧農村地域省が任命する17名、および環境庁 が任命する1名の委員で構成されています。委員の総数は36名。
[2] ヨーロピアンシーバス（Dicentrarchus labrax）とマゼランアイナメ（Dissostichus eleginoides）との混同に注意。
[3] Yorkshire Forwardは、ヨークシャーとハンバー地域の経済再生を担った地域開発機 関です。地域で雇用への投資、都市部の改善、企業への支援を行ない、前向きな変化を生 むことを目的とします。
Yorkshire Forwardは過去1年間で27,000を超える新たな雇用を創出し保護してきまし た。その活動は、1,100を超える新たな企業の創設や誘致の支援、66,000回におよぶ学習 機会の提供、3億3千3百万ポンドを超える民間セクターの資金集めなどですが、すべて 所期の目標を達成もしくは超えています。
地域全体でのYorkshire Forwardの投資活動は、Objective 1および2による欧州地域開 発基金の助成を得ることによって最大化されています。
Yorkshire Forwardについての詳細は、シニア・プレス・オフィサーのTori Wilkinson 宛に、0113 3949904またはEメール [email protected]にてお 問い合わせください。